ドイツ人も知らない小さな田舎ビーレフェルトに留学しているはなし。

国立大学でドイツ語を2年半勉強した後、ドイツのビーレフェルト大学へ2016年9月から留学しています。レベルはB2-C1程度(だと思います)。教育学をメインに勉強しています。私が留学準備をするときに「ビーレフェルト 留学」で検索をするも情報が少なく心もとなかったので、今後ビーレフェルトに来る日本人学生さんの助けになればと思って更新しています^^

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【ドイツ留学】これぞ理想的な学校教育!?ドイツ発祥のシュタイナー学校に実際に訪れてみた正直な感想

 

 

 

 

一般学校に通っていたドイツ人の友だちは言います。

ー シュタイナー?変な教育思想だよね。自分の名前を踊って再現できるらしいよ。そんなことどうやってできるっていうんだよね。

 

シュタイナー学校のドイツ人の先生は言います。

ー 一般学校は子供たちの自由が制限されていて、窮屈なのよね。うちはそんなことがないわ。

 

 

 

シュタイナー学校とは、ルドルフ・シュタイナーという人が元々は労働階級の子どもたちのために作った学校で、その教育方針がシュタイナー教育と呼ばれています。

 

 

私の理解する限り、私の独断と偏見を交えた上でシュタイナー教育を一言で表現するならば、

 

自由と芸術を何よりも重視している学校教育

 

です。

 

 

私は特別シュタイナー教育について勉強したわけでもないので根本理論など勉強不足な部分は多々ありますが、今回はそんな私がドイツで実際にシュタイナー学校を訪れて感じたことを書き連ねて行きたいと思います。

 

 

 

 

2017年12月〜2月の3ヶ月間、毎週木曜日の午前中8:00〜12:00、ビーレフェルトにある唯一のシュタイナー学校で教育実習をさせて貰いました。

 

 

結論から言います。


シュタイナー教育って、そんなに特別もてはやされるほどの教育なの?

 

私の率直な感想です。

 

 


確かに、日本で本を読んで勉強した通り、

 

 

 

校舎には直角は無かったし
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先生の絵はめちゃくちゃ上手だった。
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△黒板にこんなふうに先生が絵を描きます。ちょっとしたチョークアートに見える。

 

 

 


でも、なぜか特に落ち目も感じなければ魅力も感じることはできなくて。

 

 

 

私は、シュタイナー学校以外のドイツの学校へ行ったことがないから一般学校と何も比べることはできないけれど、

 

まあ、こんな教育もあるんだな

 

くらいにしか感じれなくて。

 

 

 

 

初めてシュタイナー教育について知った後「なんて素晴らしい教育思想なんだ」と感じずにはいられなかった4年前を思い出しました。

 

アルファベットを習う時、暗記でひたすら書いて覚えるのではなく、

色鉛筆(これまたシュタイナー学校独特のもの)で、そのアルファベットをイメージしながら1枚のノートいっぱいに大きく"描き"、イメージとして吸収すること

このように、全てをイメージと結びつけようという姿勢、

 

そのイメージのために先生が黒板に描く絵がめちゃくちゃ上手なこと

 

1年生から8年生までの8年間、担任の先生もクラスメイトもずっと同じなこと

 

 

学年によって、教室の色が変わること(高学年になるほど寒色になります)


私の知らない世界がそこには確かにありました。

 

 

なんて自由で芸術的な教育思想なんだ、どんな想像力豊かな子になるんだろう


そんな理想でいっぱいになりました。

 

 

それから留学までの3年半、自分の研究分野まではいかないですが、それでも興味のある分野として、色々調べてきてはいて。

 

友だちが日本のシュタイナー学校出身だったので話を聞いたりして、「日本でこの教育を取り入れるのは難しいな〜」なんて思いつつも、

 

あなたが目指している教育スタイルは?

 

と聞かれると

 

シュタイナー教育

 

の名を出すのが私の中での決まり事でした。

 

 

 

 

その名を出す度に、その名について話すたびに、

 

この教育ってそんなに私が理想として掲げるほどいいものなのか?

 

という疑問は増すばかりでしたが、面倒なので気付かないようにしていました。

 

 

 

しかし、ドイツで決定的に感じたことがあります。

 

 

シュタイナー教育は、私が理想として掲げるものではない

 

 

 

シュタイナー教育を否定するのではなく、むしろ肯定の姿勢なのですが、これは、私個人の意見であり、「感想」です。

 

 

 

周りの友だちはシュタイナー学校と聞くと、

 

あそこに通ってる子どもはいじめられてるよ。変な教育だし変な子になるよ絶対。

 

なんて言うけれど実際、 

 

 

 子どもたちは健全で笑顔も多く、私は高校生クラスにお邪魔することが多かったのですがみんなその辺の子どもと変わらずすくすく育った様子で高校生らしい勉強・生活を送っているように感じました。

 

 

 

シュタイナー学校の先生は、

 

普通の学校に通う子ども達は自由が利かなくてしんどいんだ。シュタイナー学校は最高だよ。

 

なんて言うけれど実際、

 

私の友だちは一般学校時代を楽しかったと言っていたし、シュタイナー学校が最高かどうかはその人の意見だから何も言わないけれど、先生がクラスで実際に一般学校と自分の学校を比較することが影響して、子ども達はただでさえ世界が狭いのにその中で「一般学校は微妙」なんていう固定概念が身に付くのは、一体どうなのかと考えさせられる場面は多かったです。

 

 

 

 

私が見たシュタイナー学校はいたって「一般的」

 

高校3年生はアビトゥア(高校卒業試験)に向けての授業を受けていたし

 

芸術が重視されているので芸術系の授業が多かったけれど、別に宗教的なわけでもなくみんな授業として楽しんでいて

 

 

何か、ものたりない

 

 

なんて思ってしまうほどでした。

 

何を期待してたんだと聞かれると困るので聞かないでください。

 

 

 

 

 

 

学校によるのはもちろん承知だけれど、私の知り合いの子どもが通っている一般小学校でも、だんだんと芸術はともかく自由(子ども一人一人に合わせた教育スタイル)は重要視されているようで。

 

 

私はメディア教育についてよく学ぶ機会が多いのですが、

 

 

シュタイナー学校には高校生のクラスがあるにも関わらずパソコンルームはなく、パワーポイントを生徒が作ってきたけれどそれをするための設備が備え付けられておらず、全て自分たちで用意するというものでした。

 

 

これらの設備がない原因が

 

シュタイナー学校であるがゆえのこと

そう、例えば、教育姿勢的にデジタルメディアは子どもにとってよくないだとか(何故なのか本当の理由は分からないけど、少なくとも私にはそう見えたのです)

 

 

ならば、私はこう問いかけたい。

 

 

そこまで思想にこだわる必要はあるんだろうか。

 

 

この答えは単なる私の予測であり、本当は全く違うかもしれないけれど、

 

 

たかが週に1回4時間を3ヶ月しかしてない学生に何が分かるかなんて思われるかもしれないけど、

 

 

これは、「人並みより少し事前知識を多く持った学生が実際に訪問して感じた率直な感想」です。

 

 

 

 

シュタイナー教育の姿勢は素晴らしいと未だに思うけど、実際に訪問して、一般学校との差をそこまで感じませんでした。

 

もう1度いいますが私はドイツの一般学校に訪問したことはないので何とも言えませんが

 

それでも、良い意味でも悪い意味でも異質な空気を感じることはありませんでした。

 

 

 

それなのに、国民の中では

 

この2つは全く相反する概念みたくなっていることに疑問を感じました。

 

 

この見えない壁がなくなって、お互いがお互いの素敵なところをうまく取り入れて新しい第3の学校が現れたらいいのになあ と思うのですが、

 

そんなこと、できているならとっくに終わっているよなと思う次第です。

 

 

 

異質(に見える)な教育思想を嫌うものと、

 

その思想にこだわり続けているもの。

 

 

この溝がこれ以上広がらなければいいなあと。

 

 

 

 

このブログ、シュタイナー学校訪問については、いつか絶対に書こう書こうと思い続けて気付けば6ヵ月経っていました。

 

何度か書こうと試みたけれど、毎回文字にうまく表すことが出来ませんでした。

 

今回も、途中で全て消したくなる気持ちを抑えて何とか書ききったものの、あまり自分自身納得いっていません。

 

 

これは、私個人の意見です。

 

お願いだから、鵜呑みにしないように、お願いします。

 

 

 

 

 

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